血液中のコレステロールは、タンパク質と結合しリポタンパク複合体を形成しています。
HDL(高比重リポタンパク)に運ばれているコレステロールは「善玉コレステロール」と呼ばれており、血管にへばりついたコレステロールを剥がし、肝臓へ向かって運送しています。血管にへばり付いたコレステロールが増えると動脈硬化を促進するため、善玉コレステロールが増えると動脈硬化の予防に良い影響があると考えられています。
関連遺伝子 | 説明 |
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LPL | LPL遺伝子は心臓や筋肉、脂肪組織で脂肪分解酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AC型の場合、善玉コレステロール値が高い傾向にあると報告されています。 |
ABCA1 | ABCA1遺伝子はABCトランスポーターの一種を産生する遺伝子であり、コレステロールの輸送に関与しています。この遺伝子がAA型AG型の場合、善玉コレステロール値が低い傾向にあると報告されています。 |
APOA1 | APOA1遺伝子はリポタンパク質の一種を産生する遺伝子であり、コレステロールの輸送に関与しています。この遺伝子がAG型GG型の場合、善玉コレステロール値が低い傾向にあると報告されています。 |
C12orf51 | C12orf51(HECTD4)遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その機能は不明です。しかし、この遺伝子がTT型TC型の場合、善玉コレステロール値が低い傾向にあると報告されています。 |
LIPC | LIPC遺伝子は中性脂肪を分解するリパーゼの一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、善玉コレステロール値が高い傾向にあると報告されています。 |
CETP | CETP遺伝子はコレステリルエステルをリポタンパク質間で転移させる機能を持つタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TG型の場合、善玉コレステロール値が高い傾向にあると報告されています。 |
LCAT | LCAT遺伝子はレシチン・コレステロールアシル基転移酵素を産生する遺伝子であり、細胞外でのコレステロールの輸送に必要なエステル化を行う機能を持つことが知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、善玉コレステロール値が高い傾向にあると報告されています。 |
LIPG | LIPG遺伝子は脂肪を分解するリパーゼの一種を産生する遺伝子であり、血液中の善玉コレステロール量の調整に関与していると考えられています。この遺伝子がTA型AA型の場合、善玉コレステロール値が高い傾向にあると報告されています。 |
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