報酬依存性の報酬とは、金銭の見返りだけではなく、社会的な称賛や信頼などの見返りも含んでいます。つまり、報酬依存性が高い人ほど、自分の成果に対して社会的な見返りを求める傾向があります。性格分析テストの産みの親であるクローニンガー博士は「報酬依存性」について神経伝達物質(ノルアドレナリン)の代謝と関連があるとしています。
この報酬依存性と遺伝子との関連を調べる研究が行われ、報酬依存性の高い人や低い人にはある遺伝的な特徴があることが明らかにされました。
この項目では上記の遺伝的特徴を解析することで、報酬依存性の遺伝的傾向を調べます。
関連遺伝子 | 説明 |
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BDNF | BDNF遺伝子は脳由来神経栄養因子を産生する遺伝子であり、神経細胞の成長や生存、シナプス伝達など、様々な機能に関わっていると考えられています。この遺伝子がAA型の場合、報酬依存性が高い傾向にあると報告されています。 |
TPH2 | TPH2遺伝子は神経伝達物質であるセロトニンを生合成に関わる酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TG型の場合、報酬依存性が高い傾向にあると報告されています。 |
2021年5月 自社調べ
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