外向性とは自身の興味や関心が外部へ向きやすい性質のことを言います。外向性が高い場合には積極的に外部の環境、周囲の人間と関わることができ、低い場合には外部との関わりには消極的で静かな生活を求める傾向があります。そのため、外向性は活動性にも深く関わる項目であると考えられています。
この外向性と遺伝子との関連を調べる研究が行われ、外向性の高い人や低い人にはある遺伝的な特徴があることが明らかにされました。
この項目では上記の遺伝的特徴を解析することで、外向性の遺伝的傾向を調べます。
関連遺伝子 | 説明 |
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COMT | COMT遺伝子はドーパミンやアドレナリン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質の分解を行う酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型の場合、外向性が低い傾向にあると報告されています。 |
BDNF | BDNF遺伝子は脳由来神経栄養因子を産生する遺伝子であり、神経細胞の成長や生存、シナプス伝達など、様々な機能に関わっていると考えられています。この遺伝子がAA型の場合、外向性が高い傾向にあると報告されています。 |
ND2 | ND2遺伝子はミトコンドリアのNADH脱水素酵素の一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型の場合、外向性が高い傾向にあると報告されています。 |
SLC6A2 | SLC6A2遺伝子は神経伝達物質を輸送するタンパク質の一種を産生する遺伝子であり、神経伝達物質(ノルエピネフリン)の再利用に関わることが知られています。この遺伝子がTA型AA型の場合、外向性が低い傾向にあると報告されています。 |
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