ヒトには一生の間に二種類の歯が生えます。乳幼児の時に生える歯のことを乳歯と言います。
乳歯が生える順番については個人差はほとんどなく、最初に下の前歯、次に上の前歯、その後に奥歯が生えるという順番になっています。一方、乳歯の生える時期については、生後6~9か月の間に下の前歯が生え始めると言われています。
この乳歯の生える時期には個人差があり、それは遺伝的な影響を受けているということが最新の研究によって明らかにされました。
関連遺伝子 | 説明 |
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MSRB3 | MSRB3遺伝子はメチオニンスルホキシドを還元する酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、乳歯の生える時期が遅い傾向にあると報告されています。 |
RAD51L1 | RAD51L1(RAD51B)遺伝子は相同組み換えによるDNAの修復に関与するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、乳歯の生える時期が遅い傾向にあると報告されています。 |
IGF2BP1 | IGF2BP1遺伝子はRNA結合タンパク質を産生する遺伝子であり、他の遺伝子の翻訳を調整することが知られています。この遺伝子がAG型GG型の場合、乳歯の生える時期が遅い傾向にあると報告されています。 |
KCNJ2 | KCNJ2遺伝子は細胞内外のカリウムの輸送に関わる電位依存性カリウムチャネルの一種を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、乳歯の生える時期が遅い傾向にあると報告されています。 |
EDA | EDA遺伝子はエクトジスプラシンAという物質を産生する遺伝子であり、歯や毛髪、汗腺の発達および形成に関与すると考えられています。この遺伝子がAG型GG型の場合、乳歯の生える時期が遅い傾向にあると報告されています。 |
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