ハンセン病は、らい菌という細菌に感染することによって引き起こされる疾患で、末梢神経と皮膚が侵されます。治療をせずに放置すると、身体に変形を起こし、後遺症を残す恐れがあります。
ただし、現在はハンセン病に対して有効な薬が開発され、早期に治療を開始すればほとんど問題になることはありません。
治療法が無かった時代には、ハンセン病は患者の外見と感染への恐れから差別の要因にもなるなど、社会的な問題をも含め、重大な疾患でした。
現在の日本では新規の発症例はほとんどありません。
関連遺伝子 | 説明 |
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IL23R | IL23R遺伝子はインターロイキン23の受容体を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、ハンセン病の遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。 |
HLA-DR-DQ | HLA-DRならびにDQ遺伝子は免疫応答において、自己と非自己を見分けるための目印となるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、ハンセン病の遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。 |
RIPK2 | RIPK2遺伝子はRIPファミリーに属するセリン/スレオニンタンパク質リン酸化酵素を産生する遺伝子であり、アポトーシス(細胞自身によって計画された細胞死)の制御に関与することが知られています。この遺伝子がTC型CC型の場合、ハンセン病の遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。 |
TNFSF15 | TNFSF15遺伝子は内皮細胞の増殖を阻害するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、ハンセン病の遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。 |
LACC1 | LACC1遺伝子は酸化還元酵素の一種を産生する遺伝子であり、脂肪酸の酸化に関与することが知られています。この遺伝子がAG型GG型の場合、ハンセン病の遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。 |
NOD2 | NOD2遺伝子は細胞内でバクテリア由来物質の検出をするタンパク質を産生する遺伝子であり、バクテリア由来物質を検出すると炎症反応に重要なNFkBの活性化を引き起こします。この遺伝子がTC型CC型の場合、ハンセン病の遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。 |
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