2型糖尿病は、不適切な生活習慣を続けることで、血糖値を下げるインスリンの産生量が減ってしまったり、インスリンの効果が弱くなってしまい、血糖値が高い状態が慢性的に続く疾患です。1型糖尿病と2型糖尿病では2型糖尿病の方が圧倒的に多く、日本人の糖尿病患者の95%以上を占めています。
2型糖尿病は、7大生活習慣病の1つであり、肥満や運動不足、ストレスなどによって発症します。
糖尿病自体の症状は、疲れやすい、喉が渇く、尿の回数・量が増えると言ったものですが、深刻な合併症を引き起こすため、注意が必要な疾患です。
厚生労働省の調査では日本国内の糖尿病患者は300万人を超え、さらに増え続けています。
中高年以降に発症しやすく、男女ではやや男性の方が多いようですが、男女ともに注意が必要な疾患です。
関連遺伝子 | 説明 |
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IGF2BP2 | IGF2BP2遺伝子はRNA結合タンパク質を産生する遺伝子であり、他の遺伝子の翻訳を調整することが知られています。この遺伝子がAC型CC型の場合、2型糖尿病の遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。 |
CDKAL1 | CDKAL1遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかしこの遺伝子がAG型GG型の場合、2型糖尿病の遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。 |
MIR129, LEP | 遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはMIR129やLEPなどの遺伝子があります。この部位がAA型AG型の場合、2型糖尿病の遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。 |
SLC30A8 | SLC30A8遺伝子は亜鉛輸送体を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、2型糖尿病の遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。 |
CDKN2A, CDKN2B | 遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍には細胞周期の調節に関わるCDKN2A, CDKN2Bなどの遺伝子があります。この部位がAA型AG型の場合、2型糖尿病の遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。 |
HHEX | HHEX遺伝子はホメオボックスに属する転写因子を産生する遺伝子であり、血液細胞の分化に関与していると考えられています。。この遺伝子がAG型GG型の場合、2型糖尿病の遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。 |
TCF7L2 | TCF7L2遺伝子は血液中のグルコースの恒常性維持に関与するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、2型糖尿病の遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。 |
KCNQ1 | KCNQ1遺伝子は電位依存性カリウムチャネルの一種を産生する遺伝子であり、心筋の活動電位の再分極段階に関与することが知られています。この遺伝子がTC型CC型の場合、2型糖尿病の遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。 |
C2CD4B, C2CD4A | 遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にはC2CD4BやC2CD4Aなどの遺伝子があります。この部位がAA型AG型の場合、2型糖尿病の遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。 |
SLC16A13 | SLC16A13遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、モノカルボン酸の輸送に関わるタンパク質を産生する遺伝子であると考えられています。この遺伝子がTC型CC型の場合、2型糖尿病の遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。 |
DUSP9 | DUSP9遺伝子はタンパク質脱リン酸化酵素の一種を産生する遺伝子で、シグナル伝達に関わるタンパク質の脱リン酸化に関与すると考えられています。この遺伝子がAA型AG型の場合、2型糖尿病の遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。 |
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