甲状腺は喉仏のすぐ下にある蝶のような形をした臓器であり、甲状腺ホルモンを作る機能を持っています。この部位にできるがんのことを甲状腺がんと言います。甲状腺がんの特徴は、多くのがんとは異なり、女性の方が多い点です。
甲状腺がんの主な症状はしこりが見られる程度ですが、のどに違和感や痛みを感じる場合もあるようです。
甲状腺がんの罹患率は、男性よりも女性の方が約3倍高いと言われています。人口10万人あたりの罹患率でも男性では4.1人に対して、女性では12.3人です(2012年全国推定年齢調整罹患率)。女性の甲状腺がんの罹患率は30歳代から急増し、60歳代後半から70歳代前半で最も高くなります。
関連遺伝子 | 説明 |
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DIRC3 | DIRC3遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がTT型TC型の場合、甲状腺がんの遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。 |
FOXE1 | FOXE1遺伝子はフォークヘッド型転写因子の一種を産生する遺伝子であり、甲状腺の形態形成に関与することが知られています。この遺伝子がAA型AG型の場合、甲状腺がんの遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。 |
NKX2-1 | NKX2-1遺伝子は甲状腺や脳の視床下部、肺で見られる転写因子の一種であり、甲状腺特異的遺伝子だけでなく、形態形成に関わる遺伝子の発現も制御していると考えられています。この遺伝子がTT型TC型の場合、甲状腺がんの遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。 |
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