甲状腺は喉仏のすぐ下にある蝶のような形をした臓器であり、全身のエネルギー利用を促す甲状腺ホルモンを作る機能を持っています。甲状腺機能低下症とは、甲状腺から産生されるホルモンの分泌量が不十分になってしまう疾患です。
甲状腺ホルモンが不足するとエネルギーの利用が低下するため、さまざまな器官の機能が低下し、強い倦怠感、皮膚の乾燥、発汗減少、聴力低下、眼に力がなくなる、体重の増加などの症状がみられます。
甲状腺機能低下症の発症率を性別に見ると、男性1に対して女性9と、女性が圧倒的に高い数値となっており、特に女性が注意すべき疾患であることが分かります。
若い方も甲状腺機能低下症になることがありますが、患者数は40歳以降から増える傾向があるようです。
関連遺伝子 | 説明 |
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PTPN22 | PTPN22遺伝子はリンパ球特異的細胞内脱リン酸化酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AC型の場合、甲状腺機能低下症の遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。 |
FOXE1 | FOXE1遺伝子はフォークヘッド型転写因子の一種を産生する遺伝子であり、甲状腺の形態形成に関与することが知られています。この遺伝子がTC型CC型の場合、甲状腺機能低下症の遺伝的リスクが低い傾向にあると報告されています。 |
SH2B3 | SH2B3遺伝子はサイトカインのシグナル伝達の抑制因子を産生する遺伝子であり、造血過程で重要な役割を果たしていると考えられています。この遺伝子がTC型CC型の場合、甲状腺機能低下症の遺伝的リスクが低い傾向にあると報告されています。 |
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