食道と胃が繋がっている部分(胃の入り口近辺)のことを噴門部と言います。この噴門部以外の部分にできる胃がんのことを非噴門胃がんと言います。
初期の胃がんは症状がほとんどありません。ある程度進行すると胃に違和感や痛みを感じる、消化不良や胸やけ、膨満感があるなどの症状が現れます。
非噴門胃がんに限らず、胃がん全体の情報となりますが、胃がんの罹患率は40歳代後半以降に高くなります。人口10万人あたりの胃がんの罹患率は、男性では約146人、女性では約62人となっています。特に働き盛りの中高年の男性が注意すべきがんの筆頭と言えるでしょう。
関連遺伝子 | 説明 |
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MUC1 | MUC1遺伝子は粘膜の構成成分の1つであるムチンタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、非噴門胃がんの遺伝的リスクが低い傾向にあると報告されています。 |
PRKAA1 | PRKAA1遺伝子は5’-AMPによって活性化されるタンパク質リン酸化酵素であり、ATPが枯渇しないように、細胞内のエネルギー消費を調整する役割を担っています。この遺伝子がAA型AG型の場合、非噴門胃がんの遺伝的リスクが低い傾向にあると報告されています。 |
lnc-POLR3G-4 | lnc-POLR3G-4遺伝子は機能性RNAの一種を産生する遺伝子であると考えられていますが、その詳細な機能は不明です。この遺伝子がTT型TC型の場合、非噴門胃がんの遺伝的リスクが低い傾向にあると報告されています。 |
UNC5CL | UNC5CL遺伝子はアポトーシス(細胞自身によって計画された細胞死)に関与するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、非噴門胃がんの遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。 |
PSCA | PSCA遺伝子は膜糖タンパクの一種を産生する遺伝子であり、前立腺や膀胱、胎盤、大腸、腎臓、胃などで発現していることが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、非噴門胃がんの遺伝的リスクが高い傾向にあると報告されています。 |
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