マラリアは亜熱帯や熱帯地域で流行している感染症であり、マラリア原虫がハマダラカ(蚊の一種)を介して体内に侵入することで発症します。
マラリアは温帯に位置する日本では感染がほとんど見られず、海外旅行者が国内に帰ってきてから発症する事例が年間50~70件ある程度です。そのため、海外旅行をする際に気を付ければ十分予防可能な疾患であると言えるでしょう。
マラリア原虫は赤血球に感染する際に、赤血球表面の抗原に接着することが知られており、血液型がO型の人の赤血球にはマラリア原虫が接着しにくく、マラリアが重症化しにくい傾向が見られるなど、遺伝的な影響によって重症化のしやすさに差が見られるようです。
マラリア原虫が体内に侵入すること発症しますので、マラリア原虫に感染しなければ発症することはありません。
関連遺伝子 | 説明 |
---|---|
ABO | ABO遺伝子は糖転移酵素を産生する遺伝子であり、血液型(ABO式)の決定に重要な機能を持つことが知られています。この遺伝子がDD型の場合、重症マラリアの遺伝的リスクが低い傾向にあると報告されています。 |
HBB | 遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍にヘモグロビンの構造を決定するHBB遺伝子があります。この部位がGC型CC型の場合、重症マラリアの遺伝的リスクが低い傾向にあると報告されています。 |
ジーンライフ遺伝子検査ベストセラー最新版!多因子疾患(生活習慣など環境要因と遺伝的要因が合わさって発症する疾患)リスク傾向が分かるため、生活習慣を見直すことで予防・改善が見込めます。
他の遺伝子検査(Diet / Skin / Sports / Haplo)結果が含まれ、生活習慣病や各種がんなど疾患リスクから、感染症やアレルギー、ダイエット関連・肌質美容関連の体質、祖先のルーツまで世界最大級約360項目の遺伝的傾向をまとめて解析します。
2021年5月 自社調べ
遺伝子検査ランキング
2020年1月20日時点
郵送検査・遺伝子検査キットランキング
2020年1月15日時点