フィッシャー比とは、血液中に含まれる分枝鎖アミノ酸と芳香族アミノ酸の比率のことです。肝機能に異常が起きると血液中の芳香族アミノ酸の量が増え、フィッシャー比が下がることが知られています。そのためフィッシャー比は肝機能の状態を知るための指標として利用されています。
(分枝鎖アミノ酸とはイソロイシン・ロイシン・バリンの3種類のアミノ酸の総称で、芳香族アミノ酸とはチロシン・フェニルアラニンなどの芳香環という構造体を持つアミノ酸の総称です)
関連遺伝子 | 説明 |
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PPM1K | PPM1K遺伝子はMn2+/Mg2+依存性タンパク質脱リン酸化酵素を産生する遺伝子であり、ミトコンドリア膜透過性遷移孔の制御に関わっていることが知られています。この遺伝子がAG型GG型の場合、フィッシャー比が高い傾向にあると報告されています。 |
SLC2A4 | SLC2A4遺伝子はインスリン制御型促進性グルコース輸送体を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、フィッシャー比が低い傾向にあると報告されています。 |
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