トリグリセリドは植物性油脂や動物性油脂大部分を占める成分であり、中性脂肪とも呼ばれています。 中性脂肪は身体の中でエネルギー源として利用されており、1 gあたりのエネルギー量は炭水化物のおおよそ倍となっています。余分な中性脂肪は肝臓や脂肪細胞で蓄積されてしまい、肥満の原因となります。血液中の中性脂肪濃度が高くなると動脈硬化を促進するだけでなく、さらには心不全や脳梗塞のリスクを高めてしまうことが知られています。
関連遺伝子 | 説明 |
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ANGPTL3 | ANGPTL3遺伝子は血管新生に関わるタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAC型CC型の場合、血液中の中性脂肪濃度が低い傾向にあると報告されています。 |
GCKR | GCKR遺伝子はグルコキナーゼ制御因子を産生する遺伝子です。この遺伝子がTC型CC型の場合、血液中の中性脂肪濃度が低い傾向にあると報告されています。 |
MLXIPL | MLXIPL遺伝子は転写因子の一種を産生する遺伝子であり、トリグリセリド合成遺伝子の発現を制御することが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中の中性脂肪濃度が低い傾向にあると報告されています。 |
LPL | LPL遺伝子は心臓や筋肉、脂肪組織で脂肪分解酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中の中性脂肪濃度が低い傾向にあると報告されています。 |
TRIB1 | TRIB1遺伝子は脂肪細胞の維持や代謝障害の抑制に必要なタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AT型の場合、血液中の中性脂肪濃度が低い傾向にあると報告されています。 |
APOA1, APOC3, APOA4, APOA5 | 遺伝子の特定には至っていませんが、この部位の近傍には脂質の輸送に関わるリポタンパク質を産生するAPO遺伝子群があることが知られています。この部位がTC型CC型の場合、血液中の中性脂肪濃度が高い傾向にあると報告されています。 |
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