エネルギー代謝に関与する遺伝子を調べることで、肥満タイプの遺伝的要素を調べます。肥満タイプは、
①遺伝的要素が無いタイプ(アダム・イヴ型)
②遺伝的に炭水化物の代謝が苦手なタイプ(りんご型)
③遺伝的に脂質の代謝が苦手なタイプ(洋なし型)
④遺伝的に蛋白質の利用が苦手なタイプ(バナナ型)
の4つに分類されます。
肥満遺伝子は誰もが持っている遺伝子で、エネルギーの産生や利用などに関与しており現在約50種類以上が確認されています。そのうち日本人の健常者の約97%がADRB3遺伝子、UCP1遺伝子、ADRB2遺伝子のいずれかに変異があるという統計結果があります。
関連遺伝子 | 説明 |
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UCP1 | UCP1遺伝子は褐色脂肪細胞における熱産生に関与しています。この遺伝子がAG型、GG型の方は体温が低下した場合、皮下脂肪を燃焼させる効率が悪く、油脂を摂り過ぎると太りやすい傾向を示します。 |
ADRB2 | ADRB2遺伝子はアドレナリンというホルモンの受容によって生じる脂肪の分解、燃焼に関与する遺伝子です。この遺伝子がAG型、GG型の方は特にたんぱく質をエネルギーとして早く消費してしまう傾向があり、筋肉がつきにくい傾向にあります。 |
ADRB3 | ADRB3遺伝子はノルアドレナリンというホルモンの受容によって生じる脂肪の分解、燃焼に関与している遺伝子です。この遺伝子がAG型、GG型の方は内臓脂肪が蓄積されやすく、ウエスト周りから太くなる傾向があります。 |
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