グリシンは非必須アミノ酸の一種で、体内ではセリンやスレオニンから合成されます。血液中の酸素を運ぶ機能に関係するポルフィリンや筋肉運動に必要なクレアチン、抗酸化物質のグルタチオン、核酸のプリン体などを作る物質として知られています。また、コラーゲン、ケラチン、エラスチンなどの構成成分であることから、骨や軟骨、筋肉・腱や皮膚の原料としても重要なアミノ酸です。そのため、コラーゲン不足で起こる関節痛や腰痛、肌荒れ、老化の原因となる活性酸素の生成などを防止する効果が期待されています。また、神経伝達物質の1つであることから、俗に、「記憶によい」「睡眠によい」などと言われており、サプリメントとして利用されています。ヒトでの有効性については、統合失調症、脳卒中に対し有効性が示唆されています。また、抗菌作用を示すことから、食品添加物としてさまざまな食品に使用されています。
関連遺伝子 | 説明 |
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CPS1 | CPS1遺伝子はアンモニアや炭酸水素塩からのカルバモイルリン酸を合成する酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、血液中のグリシン濃度が低い傾向にあると報告されています。 |
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