アルカリフォスファターゼ(ALP)は肝臓を含むさまざまな部位に存在している酵素で、リン酸化合物の代謝に関与しています。
肝障害により胆汁うっ滞が起きると、胆汁中のALPが血液中に漏れ出て、血液中のALP濃度が上昇することが知られています。そのため血液中のALP濃度は、肝臓および胆汁の流れの状態を評価する指標として健康診断などで用いられています。
関連遺伝子 | 説明 |
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NBPF3 | NBPF3遺伝子は遺伝子は現在研究中の遺伝子であり、その詳細な機能は不明です。しかし、この遺伝子がTG型GG型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。 |
ABCB11 | ABCB11遺伝子はABCトランスポーターの一種を産生する遺伝子であり、様々な物質(胆汁酸や環状ヌクレオチドなど)の細胞内外への輸送に関与することが知られています。この遺伝子がTT型TG型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。 |
ALDH5A1 | ALDH5A1遺伝子はエネルギー代謝や神経伝達物質の代謝に重要なアルデヒド脱水素酵素ファミリーの1つを産生する遺伝子です。この遺伝子がAC型CC型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。 |
PPP1R3B | PPP1R3B遺伝子はセリンスレオニン脱リン酸化酵素の触媒サブユニットを産生する遺伝子で、肝臓や骨筋肉組織でグリコーゲン合成の制御に関与していると考えられています。この遺伝子がTA型AA型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。 |
ALDOB | ALDOB遺伝子はクエン酸回路や果糖(フルクトース)の代謝に重要な酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がCC型CG型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。 |
ABO | ABO遺伝子は糖転移酵素を産生する遺伝子であり、血液型(ABO式)の決定に重要な機能を持つことが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。 |
JMJD1C, NRBF2 | JMJD1C遺伝子はヒストンの脱メチル化酵素を産生する遺伝子であると考えられています。この遺伝子がAG型GG型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。 |
FADS1 | FADS1遺伝子は脂肪酸不飽和化酵素を産生する遺伝子であり、多価不飽和脂肪酸の生合成に関与しています。この遺伝子がAA型AG型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。 |
ST3GAL4 | ST3GAL4遺伝子は糖転移酵素タンパク質のひとつを産生する遺伝子で、ゴルジ体でタンパク質の分解や分泌に関与すると考えられています。この遺伝子がTT型TC型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。 |
HP | HP遺伝子はハプトグロビンを産生する遺伝子です。この遺伝子がCC型CG型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。 |
ASGR1 | ASGR1遺伝子アシアロ糖タンパク受容体の一部を産生する遺伝子であり、血清中の糖タンパク質の恒常性に関与することが知られています。この遺伝子がAG型GG型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。 |
FUT2 | FUT2遺伝子はフコシル基転移酵素の一種を産生する遺伝子であり、この遺伝子はABO式血液型の判定に使われる抗原が唾液中などにも分泌するタイプか否かの決定にも関与することが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。 |
ABHD12 | ABHD12遺伝子は神経伝達物質の一種を分解する酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がAG型GG型の場合、肝臓酵素レベル(ALP)が高い傾向にあると報告されています。 |
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