味覚はヒトの五感のうちの1つで、「苦味」「甘み」「塩味」「酸味」「うまみ」を感じることができる感覚であり、これらの中では「苦味」が最も感じやすいと言われています。これは、毒物には苦いものが多いため、それを感度良く検知できる方が生存競争に有利に働いたためだと考えられています。
ところが面白いことに、ある種の化合物の苦味については、それを感じられる人と感じられない人がいることが知られています。この発見はある化学者がフェニルチオカルバミドという試薬をこぼした際に、自分は苦みを感じないのに、同僚から「苦い」と苦情を言われるという偶然の出来事から発見されたものです。
関連遺伝子 | 説明 |
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TAS2R38 | TAS2R38遺伝子は苦味成分受容体を産生する遺伝子であり、苦味成分の一種であるフェニルチオカルバミドを感知する機能があります。この遺伝子がCG型GG型の場合、フェニルチオカルバミドの苦味を感じやすい傾向にあると報告されています。 |
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