喉は喉ぼとけ側(前側)の空気の通り道である喉頭と呼ばれる部分と、背側(後ろ側)の咽頭と呼ばれる部分に分かれます。声を出すための声帯があるのは喉頭の方になります。この喉頭にできるがんを喉頭がんと言います。
声帯に発生するがんが6割強を占め、声帯より上は3割強、声帯より下はあまり多くありません。がんができる部位により症状は異なりますが、がんが声帯付近にできると声枯れが起き、声帯より上にできると食物を飲み込んだ時の痛みや異物感などが症状として現れます。
60歳以上の発症率が高く、男女比は10:1で男性の発症が圧倒的です。ただし、発症者の90%が喫煙者であり、喫煙習慣の有無が重要なリスク要因であると考えられています。
関連遺伝子 | 説明 |
---|---|
AIF1 | AIF1遺伝子は細胞骨格のアクチンタンパク質やカルシウムに結合するタンパク質を産生する遺伝子であり、免疫細胞の活性化などに関与することが知られています。この遺伝子がTT型TC型の場合、喉頭がんの遺伝的リスクが低い傾向にあると報告されています。 |
FADS1 | FADS1遺伝子は脂肪酸不飽和化酵素を産生する遺伝子であり、多価不飽和脂肪酸の生合成に関与しています。この遺伝子がAA型AG型の場合、喉頭がんの遺伝的リスクが低い傾向にあると報告されています。 |
TBX5 | TBX5遺伝子は発達プロセスの調節に関与する転写因子を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AC型の場合、喉頭がんの遺伝的リスクが低い傾向にあると報告されています。 |
ジーンライフ遺伝子検査ベストセラー最新版!多因子疾患(生活習慣など環境要因と遺伝的要因が合わさって発症する疾患)リスク傾向が分かるため、生活習慣を見直すことで予防・改善が見込めます。
他の遺伝子検査(Diet / Skin / Sports / Haplo)結果が含まれ、生活習慣病や各種がんなど疾患リスクから、感染症やアレルギー、ダイエット関連・肌質美容関連の体質、祖先のルーツまで世界最大級約360項目の遺伝的傾向をまとめて解析します。
2021年5月 自社調べ
遺伝子検査ランキング
2020年1月20日時点
郵送検査・遺伝子検査キットランキング
2020年1月15日時点