Haplo Group【M7】


Haplo Group【M7】
M7グループは約5万年~4万年前に東中国で誕生したグループで、日本人の約15%が属しています。台湾、沖縄、北海道、インドネシア、フィリピンを移動して日本に入ってきたと考えられます。
かつて、氷河期の時代に海の水が氷ったことで、水位が下がり出現した陸地を渡ってきた人々がいました。この人々がM7グループであると言われています。その出自は現在では海に沈んだ、幻の陸地「スンダランド」にある可能性も示唆されています。
琉球列島を経由してきた説が最も有力で、その証拠にM7グループは厳密には3つのサブグループと呼ばれる 亜型(※グループ内で一定の小さな違いが見られる場合、更に細分化し分類したもの)からなる集団ですが、そのうちの1つは、日本全体における分布が約7%なのに対して、沖縄では約23%程度存在しています。日本以外には朝鮮半島と一部の地域でしか確認されておらず、沖縄の他にはアイヌの人々にも多く見られることから、この亜型はほぼ日本の固有と言える集団です。


縄文人との関係性
M7グループは縄文時代の遺骨からも発見されており、原日本人にあたる縄文人達の子孫にあたる系統であると考えられています。
現在の日本人は、弥生時代に九州に渡来した人々と、在来の人々が混血して形成されていったと言われる説があります。その影響を受けなかったと考えられる 沖縄やアイヌの人々が、このグループに多く属することから、日本が形を成したばかりの頃の最初の日本人と呼ばれる人々なのかもしれません。

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