黄龍山(中国)
インディアンカヌー(北アメリカ)
ボラボラ島(ポリネシア)
キラウエア火山(ハワイ)
ナスカの地上絵(ペルー)


黄龍山(中国)
黄龍は、岷山山脈の一部である玉翠山の山頂から北に向かって伸びる全長7.5kmの峡谷(黄龍溝)で、世界有数のカルスト地形です。大昔に石灰岩層が氷河に侵食されて巨大な峡谷となり、そこに石灰分の豊富な水が流れ続けた結果、石灰華の沈殿したエメラルドグリーンの美しい石灰華段をはじめ、黄金色に輝く石灰華の層、そして石灰華の滝や谷が形成されました。黄色がかった乳白色の石灰華の連なりは、雪を頂いた山脈を昇ってゆく黄色い龍の姿にたとえられます。


インディアンカヌー(北アメリカ)
カヌーとは元々インディアンの言葉で小型舟の事を指します。太古の人々はこのカヌーで大洋を旅したと考えられております。丸太を一本くり抜いたものが一般的ですが、ポリネシアの人々は丸太舟を板を渡して2つ繋げてアウトリガーカヌーも造船していたことが知られており、この船で数百kmも海を旅したと考えられています。


ボラボラ島(ポリネシア)
フランス領ポリネシアの中でも最も美しいとされる島です。その名はタヒチ語で誕生を表す「ポラポラ」を由来としている説が有力で、神々が創造したという伝説が残っています。海水の透明度が高く多くの人々を魅了しています。


キラウエア火山(ハワイ)
ハワイ諸島の火山であり、「キラウエア」とは火山が噴火する様を表したとされる「噴き出す、まき散らす」が語源とされています。活火山であり20世紀中に45回もの噴火が記録されています。世界遺産にも登録され、溶岩が流れる様を観察できるツアーも人気となっています。


ナスカの地上絵(ペルー)
ペルーの乾燥地帯に書かれた巨大な動植物の絵で、そのあまりの大きさ故に空からでないと全体像を掴むのは難しいものがほとんどです。 この絵が何の目的で描かれたのかは、今も謎のままです。 現代にもこの地上絵を描く文化は継承されており、原図を基に縮尺を頭で計算し、複数人で距離を測りながら歩数を調整して描く手法で、現地の2人の女性により全長20メートルのキツネの絵がたったの15分で描かれました。古代の人々もこの様にして地上絵を描いたと考えられています。