損害回避とは行動の抑制に関わる項目であり、近い将来に発生し得るリスクを大きく見積もりやすいかどうかと関連があります、損害回避が高い場合には心配性で悲観的になりやすく、低い場合には楽天的になりやすいとされています。性格分析テストの産みの親であるクローニンガー博士は、損害回避について神経伝達物質(セロトニン)の代謝と関連があるとしています。
この損害回避と遺伝子との関連を調べる研究が行われ、損害回避の高い人や低い人にはある遺伝的な特徴があることが明らかにされました。
この項目では上記の遺伝的特徴を解析することで、損害回避の遺伝的傾向を調べます。
関連遺伝子 | 説明 |
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COMT | COMT遺伝子はドーパミンやアドレナリン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質の分解を行う酵素を産生する遺伝子です。この遺伝子がAA型AG型の場合、損害回避が高い傾向にあると報告されています。 |
CYP19 | CYP19遺伝子は薬剤への反応性やコレステロール・ステロイドの合成などに関わるシトクロムP450というグループに属するタンパク質を産生する遺伝子です。この遺伝子がTT型TC型の場合、損害回避が低い傾向にあると報告されています。 |
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