Haplo Group【D】


Haplo Group【D】
Dグループは中国大陸中部で約3万5,000年以上前に誕生した、中央・東アジアで最大のグループです。朝鮮半島、中国中央〜東北、中国南部を移動して日本に入ってきたと考えられています。
Dグループはアメリカ先住民のなかで初めて見つかり、その後アジアで多く発見されるようになりました。日本人の中でも最大の集団で、日本人口の約35%が属しています。アジア全体での人口は数億人を超え、朝鮮半島・中国北東地方でも最大集団のグループです。 太古より厳しい競争を勝ち抜いてきたという意味では、アジア圏内において優秀な血統だといえるでしょう。
Dグループの一部はベーリング海峡を渡りアメリカ大陸にも到達しています。その他に、日本では弥生時代の遺跡から出土した人骨からも、Dグループが見つかっています。このことから、いわゆる弥生人といった渡来人を祖先に持つ系統の人々であると考えられています。


稲作文化
Dグループは歴史研究によると、縄文人の集団ではほとんど見られず、弥生系渡来集団に多いのが特徴です。その為、弥生時代以降に日本に入ってきた人々だったと考えられています。
この弥生系渡来人によってもたらされた稲作文化によって食物の安定供給により人口を拡大していったものと考えられています。


長寿との関連
Dグループは長寿に関連しているという研究結果が報告されています。
100歳を超える長寿者のミトコンドリア遺伝子を調べたところ、Dグループが他のグループに比べ出現率が高いという結果がでました。この他にD型は耐寒性に優れた特徴も持っています。出現時期が俗に氷河期と呼ばれるおよそ6万年続いた最終氷期の最寒期ではないかと推定されており、長寿への特性と合わせて考えると祖先達は生存力と忍耐を兼ね備えた集団だったのかもしれません。
アジアにおいて、現在まで受け継がれた人口が最も多いというのも頷けます。

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